歯周病患者の心筋梗塞・狭心症リスクは2倍以上

歯周病は、脳梗塞や冠動脈疾患(心筋梗塞狭心症)、動脈硬化症などとの関連が注目されていて、歯周病患者の冠動脈疾患のリスクは、歯周病でない人に比べて2~3・6倍あるという研究結果があります
歯周病を持った心疾患患者の血管内から歯周病菌が見つかつたという報告があります
これらの心臓病は、動脈に血栓が発生して血管が詰まります
その危険因子として挙げられるのは、高血圧や高脂血症、糖尿病、喫煙、肥満、そして歯周病です
歯周病菌の血小板凝集作用(血液中の血小板を固める作用のこと)が血栓形成を促進し、心臓血管疾患を起こしやすくしてしまぃます
そのほか、心臓内部の弁や心内膜が血液中に入り込んだ歯周病菌に感染すると、「細菌性心内膜炎」を引き起こす可能性があります
これは敗血症などの原因となり命にも関わる病気です