日本に欲しい高濃度のフッ素入り歯磨き剤

フッ素ですが、世界には、フッ素が添加された水道水を利用できたり、フッ素入りの塩やミルクなどが市販されている国があります
また多くの国で、フッ素錠剤というフッ素入りの錠剤が認可されており、小児科医や小児歯科医が虫歯のリスクの高い子どもに処方したりしています
このように世界では、様々な形でフッ素が利用されていますが、日本で消費者が手にすることができるフッ素商品は、歯磨き剤と歯科専売のフッ素洗口剤だけ
他国以上に、フッ素入り歯磨き剤を利用することが重要なことがおわかりいただけると思います
日本の薬事法では歯磨き剤のフッ素濃度は1000ppm以下と定められています
しかしながらこの濃度は、北欧やアメリカ、ョーロッパなどでは小学生向けの濃度
大人向けには、1500ppmが一般的です
さらにフランスでは2500ppm、スウェーデンアメリカではなんとフッ素が5000ppmも含有された歯磨き剤が薬局で売られており、旅行者の私でもパスポートも提示せず、身分も聞かれず簡単に購入することができて驚きました
これは寝たきりの高齢者や放射線治療やシェーグレン症候群などで、極度 籾のドライマウスに悩む患者さんなど、虫歯リスクの高い人のために作られた特別な医療用歯磨き剤です
日本でも、がんの治療などで放射線療法を受けておられる患者さんが虫歯に悩む姿は、涙なしにはケアできないほど次々と虫歯が出来てしまい、5000ppmの高濃度フッ素歯磨き剤が使えたらどれほど多くの人が助かることだろう、と思わずにはいられません
また虫歯大国の日本の大人が、他国では小学生向けの1000ppmの歯磨き剤を使っていることは、北欧やヨーロッパ、アメリカなどを訪れるたびに残念でならず、いつの日か1500ppmのフッ素人り歯磨き剤を日本でも購入できる日がくれば、と願わずにいられません